女性の皆様お待たせいたしました。本日のお国は「ノルウェー」です。
EC: 本日のHOW TOのコーナーでは、ノルウェーのお国柄について、23歳の素敵なフィリップ君にご伝授頂きます。 フィリップ君は、モデルとしても学生としても活躍され、この春から日本の企業でも活躍されています。
EC: まず日本に来てビックリした事は何ですか?
フィリップ君:落とし物の届け出コーナーに、35円分の通話料が入ったテレフォンカードが届けられるという環境です。35円って!って思いました。 僕自身の経験では、店で99円の買い物をした時、レジで100円をだしました。うっかり1円のおつりを受け取らず店を出た時、店員が血相を変えて「お客サマー1円のお忘れです〜」って飛んできた事。僕は「いらないよ〜〜お」って思いました。そんな小さな事への情熱がビックリしました。(笑)
EC: ぐふふ...

1. ノルウェー、フィンランド、スウェーデン一緒にするべからず
フィリップ君:もう間違えられるのは日常茶飯事です。「ノルウェーはスウェーデンの首都でしょ?」とか「オスロはスウェーデンの首都なんだっけ?」とかよく間違えられますね。慣れましたがやっぱりすこしへこみます。
僕たちノルウェー人は、あまり働かなくても石油産業がしっかりしていますのでとってもリッチなんですよ! お隣のスウェーデンはバブルがはじけてしまいましたので、ノルウェーに沢山労働者が流れ込んでいる状況です。 国連の「豊かさ指数」でも世界一位。国民の年間平均所得も高く、とてもいい国なのです。
スカンジナビアの三国は、お互いをからかい合う兄弟の様な物です。(もちろん険悪な要素はなし)よくお互いダサイジョークで言い合っています。
ちなみに...ノルウェーをバカにしたジョークは、「ちょっと抜けている」
Q:ノルウェーの潜水艦を沈めるにはどうしたらいいか?
A:入り口の扉をノックする。すると「何か用か?」と言いながら、中から開けてくる。(で、水が入ってくる)
スウェーデンをバカにしたジョークも似たり寄ったりで、
Q:なぜスウェーデンのお店にははしごがあるのでしょうか?
A: 高い値段の物が怖いから。
といった具合です (笑)
2. スカンジナビアキャラたちの出身地は、
フィリップ君:スプーンおばさんはノルウェー出身。 これは僕の両親の時代の産物ですから僕は若すぎますが、ノルウェーでは、スプーンおばさんを「テスクヤクエリンガ:teskjekjerringa」と呼びます。
バイキングビッケはドイツ出身。
ムーミンはフィンランド出身。それから全然関係ありませんが、スナフキンは実はゲイです。作者のトーベヤンソンも認めています。60年代には時勢柄、公表出来なかった様でしたが90年代になると、作者もそうカミングアウトをしていましたよ。もはや子供向けの物語ではなく、実に深い人間のリアルな話ですね。
サンタクロースはフィンランドです。
3. お天道様のご機嫌は死活問題!?
フィリップ君:日本はさくら予報ならノルウェーは海予報。 日本に、花粉情報やさくら予報がある様に、ノルウェーでは、夏は新聞に水温情報たるものが載っています。ノルウェーの海岸の水温は大体18度〜25度です。ノルウェーの海岸はとても綺麗ですのでどこでも泳げますよ。 冬は、ボート航海の為に、氷の厚さ等の情報があります。
ちなみにクリスマスシーズン、冬至は「ユール」と言います。ノルウェーは夏至と冬至の日没の差が7-8時間以上あります。冬至の頃は朝の9時から3時までしか太陽を見る事ができません。一日中暗いので日焼けサロンで日光浴をしたり、休暇に頻繁に出かける事もしばしばです。 夏は、朝の4時から夜の1時まで日が照りつけていて、日没しても黄昏時の様にぼんやり明るいですし、中央ノルウェーは完全な白夜です。一年のうち2ヶ月は夏の光に、後の10ヶ月は冬の闇に包まれます...まぶしすぎる夏と、暗すぎる冬...
4. 水産大国、産油大国、そしてブラックメタル大国にも?!
フィリップ君:日本に来てノルウェーはサーモンというイメージがやはり強いと再認識しました。世界6番目の産油国です。 他、文化的な面では、個人的には音楽のブラックメタルがキテいると思います。「サテュリコン」「メイヘン」などのバンドは、ノルウェー人も知らないと思いますが、どちらかというとノルウェー以外の国で人気を誇っています。イタリアでも、チェコにも愛好家が沢山いるんですよ。
5.赤ちゃんを外に放置してもおどろくべからず
フィリップ君:新鮮な空気を吸わせるためや、寒い空気に喉を慣らすために赤ちゃんを少しの間外に寝かす習慣があります。僕も3歳位の頃、よく外で寝かされている弟をじっと見ていた思い出があります。
6.税金大国
フィリップ君:その通りです。 ノルウェーの税金は、普通の給料で所得税36%、高いと54%位が徴収されます。一億円位稼ぐ人は(日本では孫社長位?)50%の所得税をとられます。従って、海外に移ってしまうか「神業」の納税対策でなんとかする人が多いです! 年末調整をして、税金がもどってくると、結果的に28~48%の徴収ということになります。 消費税は、24%です。
その分国民への福祉は行き届いているのは有名です。 が、例外は歯医者です。これだけは実費でとても高いです!日本は大体3,000円〜9,000円で治療してもらえますが、ノルウェーは1万円から2万円もかかります!詰め物や金歯などにする際は更にかかります。学生の為の福祉の法律で守られていますので、20歳までは無料で治療してもらえますが、その後の長い人生は…
でもこれが普通なので、もう何とも思わなくなりましたが… 21歳以下など、一定の就労年齢以下ですと、41,000クローナ以下の収入には税金はかかりません。しかしそれを超えると一気7%の税金がかかります。そして翌年も、41,000クローナ以上稼ぐ場合は、36%の徴収となります。
税金が高いので、年末調整の時はみんな真剣に手続きします(笑)ノルウェーでは1月に申告を開始します。日本と違ってノルウェーでは携帯でも申告が出来るような万人に分かりやすいシステムを導入しています。 この機会にお金が少しでも帰ってくる様に頑張る人もいますが、もともとリッチな私たちはあまり気にしない事も多いです。
とにかく、平均年収は高いです。僕の仕事は、スーパーマーケットのシフトマネージャー、No3のポジションでした。年収500万円位を手取りでもらっていましたよ。パートタイムでしたが、パートで働いた方が、税金でとっていかれる額が少なくなり、結局手元に残るのがフルタイムの給料よりも高額でした。
隣国からの出稼ぎが来る訳です。ポーランド人、スウェーデン人は自国より2倍以上稼げますし、クローナは貨幣価値が強いですから通貨の両替のときにも有利です。
あと、日本と違う事の一つに、年収の14%が翌月の「バケーションサラリー」として交付されるシステムがあります。日本ではボーナスがメジャーですが、それよりも翌年のバケーションの為に賞与がもらえるシステムが主流です。
ノルウェーの税のシステムは、とても透明性があって理解しやすいシステムです。申告も携帯できますし。フォームもとても簡単に入力できる様になっています。 このような税金大国ですが、税金に関する詳しい授業は高校から行われます。個人的には小学生の頃から初めてもいい様な気がしますが。
7. 財布の”True Man Show”?!中身が世界からのぞかれる?
フィリップ君:トレビアになるかもしれません。 なんと、ノルウェー全国民の個人の年収、納税額、財産、電話番号が、インターネットで見られる様になっています。そのつもりはなくても全世界に向けて自分たちの財布の中身が公開されています...パスワードもなし、とってもおおつぴろげです。住所だって、MAPだってご丁寧にのっています。 いま日本で盛んに叫ばれているプライバシー法やそれに関する規定なんてどこ吹く風、ノルウェー人はプライバシーと言うものをどうやって扱っていいのかそもそも知らないんでしょうね。日本の個人情報の監査役は卒倒しそうなほど、オープンです。
個人的には大反対。何の為かも分かりません。(笑)
当然の事ながら、プライバシーの問題、セキュリティーの問題、なりすまし、強盗被害など、様々な大問題に繋がるケースも。
犯罪の増加に平行して、セキュリティーの技術も日進月歩で進化しています。 アルソック、SECOM、セキュリタス、ベクダイナ、各社頑張っています。 日本のコンビニにも防犯カメラはありますが、ノルウェーではその上を行く、隠しカメラが沢山ありますので、本当に悪い事はできませんよ!
8. デブといってはいけない。
フィリップ君:最近は、本当に肥満の人達が多くなりました。元々プライドが人達高いので、デブと言われると本当に怒ります。気をつけましょう。
終わりに...
いかがでしたでしょうか?このコーナーで取り上げられた情報やそれに対する見解は、あくまで個人的な意見によるものです。もちろん私たち日本人が各々違う様に、ノルウェー人も個人によってそれぞれ違いますし、逸話の諸説ありますが、細かい事は気にせず、気軽に国際交流する雰囲気でお読みいただけましたら幸いです。
次の国もお楽しみに。
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