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英活のススメ – ビジネス英語で失敗しないためのコツ

外国人のビジネスマンはしばしば日本人の英語能力の低さに不満をもっています。日本の会社の人事部も日本人スタッフの英語の能力が十分ではない事に不満をもっています。しかしながら、ここ6年間日本の企業研修で英語を教えてきた私からすれば、それは間違いです。とくに他のアジア諸国と比べれば、日本人のビジネスパーソンの大部分は英語能力があるといえます。しかし、なぜ日本人はいまだに国際的ビジネスの場で、うまく立ち居振る舞いができないでいます。

なぜでしょうか?

 

研究課題とスキル

理由の一つとしてあげられるのは、日本人と人事部の英語をどのように扱っているかです。伝統的に日本人は英語を技術や工学を学ぶと同じ視点で、研究する議題として扱っている傾向があります。残念ながら、言語はスキルであり、研究課題ではありません。それがゆえに、とにかく正しくなるよう実践しなければなりません。習うことで習得するスキルの別の例として「車の運転」を例にあげてみましょう。下の中から正しい答えを選んでください。

車の運転を習うときあなたがすることは:

a. ) エンジンを分解して、それをまた元のように組み立てる。エンジンがどのように機能するのか、それぞれの部品を分解し、さらに組み立て直すことを一生懸命理解する。

b. ) 車に乗る。インストラクターの指示を聞く。運転する。

みなさんは、「b」という答えを選ぶでしょう。英語を使えるようになりたければ、「車に乗って、運転する」しかないのです。はじめは失敗してしまうのではないかと思い、怖いかもしれません。助けが必要かもしれません。しかし、練習すれば自信満々で運転することはそんなに時間のかかることではありません。

言語テストと実生活のコミュニケーション

英語のテストを受けて、何点取ったとか、何点上がったとか一喜一憂したことがあるかと思います。よくできました。しかし仮に、いま、あなたは重要な国際ビジネスミーティングにいるとします、何が起こるのか。あなたは口を開けて話そうとしますが、なにも出てきません。ミーティングは凍りついて、あなたのボスはひどく怒ります。あなたのような高得点をとる方が何もはなせないことが理解できません。似たような状況に覚えはありませんか?

英語のテストが出来たからと言って、日本人が国際的ビジネスでの成功できるとは限らないと言う事です。この点は人事部と日本のビジネスマンは肝に命じておく必要があるでしょう。テストの結果はその人の英語についての知識を測る事ができますが、その人が実際の世界で英語が「使える」とは限りません。英語のテストのために勉強することは、日々の仕事で英語が使えるためのトレーニングにはなりません。また、いかに実際の世界で効率的にコミュニケーションを取るようになるというよりも、いかに文法的に正しく完璧であることにフォーカスしてしまいます。

 

言語と文化の違い

第3の理由で、おそらく最も重要な理由であろうものは、「文化の違い」という点です。実際の学生の例をみてみましょう。この例は中級者の生徒が私に話してくれた経験です。

彼はある分野においてのエキスパートで、あるとき外国の顧客にセールスプレゼンテーションをするよう頼まれたことがありました。かれは自分のプレゼンテーションを何度も見直し、英語の原稿を完璧なものにする為何時間も費やし、自信たっぷりでプレゼンテーションに臨みました。しかしながら、外国の顧客はプレゼンテーションに不満でした。なぜなら、ほぼ完璧に近い彼の英語を一単語一単語は理解しながらも、最終的に彼が何を言っているのかがわからなかったからです。

よくある問題です。日本でビジネスの手法が、その他多くの外国で行われるビジネスの手法とかなり違うという事実が原因です。日本人にとって、プレゼンテーションがどのように構成されているのか、どのように伝達されるか、ミーティングでどのように相互にコミュニケートして、どのように報告され、Eメールや提案がどのように書かれているのかなどの違いの方が、英語の能力そのものより大きな問題の原因になっているように思えます。例でもわかるように、文化の違いへの理解とビジネススキルの有効活用が、完璧な英語より大事なのです。

 

古い方法と新しい方法

では、その解決方法は?まず古い方法をもう一度考えてみましょう。

人事部の方々へ:

スタッフが実際の仕事上、どのような英語を必要としているのか本当に理解する必要があります。その後、トレーニングの計画をたてるのですが、全体の英語のレベルを上げることだけではなく、実践で必要になる文化の違いとビジネススキルを身につけるよう組み立てなければなりません。例えば、スタッフがEメールのみで英語の仕事を行っているのであれば、テスト形式の授業よりもEメールのライティングに焦点をあてたトレーニングコースを用意するべきです。もし、先生が実践的な機会を提供できるのならば、授業中に習得しスキルを身につけ、すぐにでも仕事で実践できるようになります。この方法で、スタッフの英語スキルの向上が、会社は目に見えるかたちで、しかも初日から見てとれるようになるでしょう。

ビジネスマンへ:

英語のメカニズムを研究するのをやめましょう。英語をスキルとしてどのように使うのかを習い始めましょう。どのようなことに英語を使わなければならないのかに集中して、正しく言語を学ぶと同様に、正しいビジネススキルを身につけましょう。文化の違いを理解し、「完璧」な英語を身につけるよりも、より効果的にコミュニケートすることに集中しましょう。

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